越畑・新井ハツエ家文書

2009年7月13日 (月)

馬道相定申證文事 享保十九年(1734) 越畑・新井ハツエ家文書 2

  馬道相定申證文事
一川畑田之内少々相渡シ
 右御年貢代 三百文
  道代   三百文
合六百文請取申候然上者自今
以後少も相違無御座候仍而如件
 享保十九年 寅ノ四月日
        道主
         仁兵衛
         重右衛門
    助右衛門殿
    清左衛門殿
    武右衛門殿
    半右衛門殿
    義右衛門殿
    重右衛門殿
    道心房

     越畑・新井ハツエ家文書 2.pdf

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田畑名寄覚帳写 慶応二年(1866) 越畑・新井ハツエ家文書 3

   寛保三年
酒井様       武蔵國比企郡
 田畑名寄覚帳      越畑村
   亥正月日        荒井辡之輔

  慶応二年寅正月元日是写之
        弁之助

元禄十一年寅八月写帳

此帳面ハ質地ハ不及申兄弟
分地或ハ永代讓地成とも書添
仕間敷候尤左様之節ハ切紙
札ヲ以可仕候

利右衛門分おくり
下五畝廿五歩  利右衛門分喜兵衛成
下々七畝十歩   〃   〃

 畑方名寄覚(抄)
        勘右衛門
  合五反弐畝廿歩
        忠右衛門
  合八反壱畝六歩
        七右衛門
  合三反四畝八歩
        金三郎
  合六畝歩
        仁右衛門
  合四反六畝廿六歩
        六右衛門
  合弐反六畝九歩
        七郎兵衛
  合五反四畝七歩
        儀右衛門
  合五反四畝歩
        半兵衛
  合九畝十四歩
        助右衛門
  合三畝十一歩
        宮分
  合五反壱畝十三歩
        惣兵衛
  合三反八畝廿五歩
        守分
  合三反三畝十七歩
        七郎右衛門
  合六反壱畝七歩
        兵右衛門
  合五反四畝十四歩
        半左衛門
  合弐畝一歩
        平八郎
        孫右衛門
  合壱反五畝十八歩
        平左衛門
  合七反四畝廿歩
        新左衛門
  合四反壱畝一歩
        儀左衛門
  合四反二十八歩
        伊右衛門
  合三反七畝廿八歩
        七兵衛
  合五反七畝廿九歩
        吉右衛門
  合五反七畝十二歩
        薬師
  合四反九畝十一歩
        
        金右衛門
  合三反二畝廿一歩
        甚右衛門
  合三反三畝廿九歩
        太右衛門
  合弐反三畝廿歩
        小右衛門
  合七畝廿二歩
        忠兵衛
  合七反弐畝四歩
        九兵衛
  合弐反五畝三歩
        重兵衛
  合弐反壱畝一歩
        五兵衛
  合三町四反六畝廿四歩
        作左衛門
        喜兵衛
  合壱反七歩
        助左衛門
  合五反弐畝壱歩
        多郎右衛門
        金泉寺
        多左衛門
  合四反五畝弐拾弐歩
        治郎兵衛
  合三反六畝十歩
        藤右衛門
  合三反三畝三歩
        五右衛門
  合弐反八畝十一歩
        安兵衛
  合弐反八歩
        仁兵衛
  合九反六畝十八歩
        金左衛門
  合七反四畝十歩
        善六
  合壱反六畝廿三歩
        多郎兵衛
  合四反七畝廿八歩
        八左衛門
  合三反壱廿四歩
        小兵衛
  合弐反五畝十一歩
        与兵衛
  合三反廿六歩
       
        久右衛門
  合弐反九畝廿五歩
        重右衛門
  合弐反八畝廿七歩
        権左衛門
  合壱反五畝廿六歩
        金重郎
  合壱反五畝十二歩
        伊左衛門
  合弐反弐畝壱歩
        喜右衛門
  合壱反五畝歩
        庄兵衛
  合四反五畝十三歩
        磯右衛門
  合七反廿四歩
        治郎兵衛
  合弐反三畝十二歩
        金右衛門
  合弐反壱畝廿五歩
        勘兵衛
  合五畝廿七歩
        権右衛門
  合四反三畝五歩
        小左衛門
  合弐反三畝歩
        重兵衛
  合弐反七畝廿七歩
        与兵次
  合弐反五畝三歩
        治郎右衛門
  合四反六畝一歩
        平左衛門
  合三反八畝十四歩
        五郎左衛門
        武左衛門
  合壱反七畝廿九歩
        清右衛門
        喜兵衛
        満右衛門
        利右衛門
  合壱畝八畝七歩
        久兵衛
  合弐反十五歩
        新右衛門
  合壱反弐畝十一歩
        長左衛門
  合三反三畝廿九歩
        清左衛門
  合六畝十一歩
 畑〆
 弐拾五町五反六畝弐拾九歩

  田方名寄帳(抄)
        忠右衛門
ねがらみ 上九畝八歩
道下   上六畝十七歩
 〃   上四畝十五歩
  合 弐反十歩
堤下   中壱反四畝八歩
八王子  中九畝歩
 〃   中壱反四畝四歩
  合 三反七畝十二歩
川端   下壱畝十三歩
 〃   下四歩
     下十二歩
 〃   下六歩
     下十歩
 〃   下二セ四歩
広河   下壱反三畝六歩
高倉前  下五畝廿歩
  合 弐反弐畝十一歩
         勘右衛門
小栗前田 中合九畝廿九歩
         新右衛門
前田   上壱反歩
     上壱反十七歩
  合 弐反十七歩
         六右衛門
大木谷ッ 上三畝十九歩
 〃   上壱反弐畝廿一歩
  合 壱反六畝十一歩
         宮分
廣河   下合三反七畝廿歩
         薬師
前    上合六畝十七歩
〃    中合八畝十四歩
三反町  下弐反壱畝四歩
堂ノ入  下壱畝三歩
前田   下七畝廿九歩
  合 三反六歩
         満右衛門
本田谷  下合弐反四歩
         治兵衛
背谷   上合六畝十七歩
宮前   中合弐畝七歩
 〃   下七畝十二歩
十三間  下十六歩
  合 七畝廿八歩
         權左衛門
宮前   下合八畝五歩
         半右衛門
広河   上三畝十七歩
広河   上八畝歩
  合 壱反壱畝十七歩
         利左衛門
広河   上三畝十五歩
 〃   上八畝二歩
沼下   上壱畝二歩
広河   中九畝五歩
前田   中拾四歩
  合 九畝十九歩
宮前   下六畝廿歩
広河   下四畝歩
  合 壱反廿歩
         惣兵衛
深谷   上壱反五畝廿八歩
大木谷  上壱反二畝廿六歩
  合 弐反八畝廿六歩
広河   中五畝十七歩
 〃   中壱反二畝二十七歩
  合 壱反八畝八歩
深谷   下合六畝廿歩
         仁兵衛
さ賀   上壱反弐畝歩
 〃   上壱反十一歩
  合 弐反弐畝十一歩
沼下   中七畝十一歩
 〃   中六畝十五歩
  合 壱反三畝廿七歩
川端   下壱反六畝十歩
沼下   下八畝廿一歩
  合 弐反五畝壱歩
         甚右衛門
広河   下合九畝七歩
         七郎右衛門
十三間  上壱反弐畝廿一歩
 〃   上八畝廿一歩
  合 弐反廿一歩
和田谷  中七畝七歩
川越谷  下七畝廿八歩
岩はな  下壱反二畝十八歩
宮前   下壱反二畝六歩
広河   下壱反壱畝廿三歩
 〃   下四畝十七歩
  合 四反八畝廿三歩
         兵右衛門
十三間  上合八畝廿一歩
広河   中合壱反五畝五歩
和田谷  下壱反弐畝十二歩
宮前   下壱反弐畝壱歩
  合 弐反四畝十一歩
         半兵衛
宮前   中四畝廿一歩
四反田  中壱畝廿一歩
嶋崎   中壱反弐畝廿一歩
舟久保  中五畝廿六歩
  合 弐反三畝八歩
         七郎兵衛
広河   中合九畝六歩
宮前   下壱反二畝七歩
大木谷  下五畝十五歩
  合 壱反六畝十二歩
         磯右衛門
大木谷  上三畝十四歩
広河   中九畝十三歩
鍋谷   中壱反三畝六歩
  合 三反三畝八歩
鍋谷   下四畝四歩
広河   下八畝廿四歩
閑沢   下六畝十歩
  合 壱反九畝八歩
         仁右衛門
大木谷  上六畝三歩
広河   中壱反五畝廿二歩
大木谷  中六畝三歩
  合 弐反壱畝廿五歩
宮田   下壱反壱畝五歩
閑沢   下六畝十九歩
  合 壱反七畝廿九歩
         忠兵衛
深谷   上九畝四歩
四反田  上壱反四歩
深谷   上三畝二歩
  合 弐反六畝六歩
十三間  下壱反弐畝歩
 〃   下九畝十歩
宮前   下六畝歩
 〃   下弐畝六歩
 〃   下壱反弐畝四分
深谷   下六畝四歩
広河   下七畝十一歩
   合 五反五畝五歩
         太右衛門
深谷   上壱反三畝十歩
宮前   下合六畝歩
         与左衛門
下ヶ谷戸
松木下  中合壱反壱畝六歩
 七兵衛
十三間  上合壱畝二歩
前田   中八畝十五歩
 〃   中壱反壱畝十三歩
  合 壱反九畝廿八歩
 〃   下三畝六歩
 〃   下五畝廿一歩
 〃   下壱畝六歩
和田谷  下壱反歩
  合 弐反九歩
         吉右衛門
堂ノ入  中合九畝五歩
前田   下四歩
〃    下九畝四歩
和田谷  下壱反壱畝五歩
  合 弐反九畝十八歩
         藤右衛門
後谷山ノ神 上四畝三歩
宮前   中六畝十三歩
十三間  中壱反四畝十歩
  合 弐反廿六歩
十三間  下九畝廿一歩
         五右衛門
背谷   上合七畝歩
宮前   中合五畝歩
十三間  下四畝四歩
 〃   下弐十六歩
  合 五畝歩
         孫右衛門
広河   上九畝九歩半
舟久保  下六畝廿歩
         太左衛門
背谷ッ  上六畝五歩
道下   中壱反五畝五歩
宮前   中壱畝九歩
  合  弐反弐畝十九歩
十三間  下壱反廿五歩
 〃上  下壱反三畝廿九歩
  合 弐反四畝廿三歩
         助左衛門
十三間  下八畝廿三歩
十三間  下九畝廿六歩
松沢   下壱畝三歩
畑こ谷  下弐畝三歩
 〃   下壱反四畝十四歩
  合 三反八畝十四歩
         太郎兵衛
道下   上壱反一畝廿九歩
畑こ谷  中九畝六歩
     中六畝十二歩
  合 弐反七畝十六歩
十三間  下九畝十二歩
枝谷   下九畝七歩
  合 壱反八畝十九歩
         八左衛門
三反町  中壱反五畝九歩
沼上   下合三畝歩
         小兵衛
畑こ谷  上合八畝三歩
  〃  中合五畝十歩
  〃  下三畝廿九歩
十三間  下壱反十七歩
  合 壱反四畝十九歩
         与兵衛
十三間  下九畝十三歩
畑こ谷  下弐畝三歩
  合 壱反一畝十六歩
         九兵衛
宮前   上六畝三歩
     中壱反壱畝歩
     中三畝九歩
  合 弐反十六歩
十三間  下壱反廿四歩
宮前   下三畝廿一歩
 〃   下壱反六歩
  合 弐反四畝廿一歩
         六兵衛
十三間  上合七畝廿五歩
         金左衛門
深谷ッ  上合壱反六畝十七歩
広河   中五畝弐拾七歩
はたこ谷 下壱反六畝廿七歩
         久左衛門
深谷   上三畝八歩
         武左衛門
十三間  上九畝四歩
         安兵衛
和田谷  下六畝壱歩
         利右衛門
閑沢   下四畝廿二歩
         清右衛門
孫八   上三畝十五歩
         重兵衛
深谷   下九畝四歩
 〃   下拾二歩
  合 九畝十六歩
         平右衛門
まけし山 中壱反二畝二歩
岩崎   中六畝二歩
  合 壱反八畝四歩
和田谷  下五畝十一歩
 〃   下六畝廿五歩
 〃   下壱反壱畝廿歩
鍋(ママ)谷   下四畝五歩
  合 弐反八畝二歩
         金右衛門
十三間  下九畝廿三歩
鍋谷   下壱畝十歩
和田谷  下七畝廿五歩
 〃   下七畝廿五歩
  合 弐反六畝十三歩
         儀左衛門
前田   弐畝八歩
 〃   上十一歩
 〃   上壱反三畝廿六歩
  合 壱反六畝十一歩
十三間  中六畝九歩
まけし山 下七畝廿六歩
         半左衛門
まけし山 下七畝廿六歩
和田谷  下三畝廿五歩
  合 壱反壱畝廿一歩
         平八
和田谷  下拾(ママ)一歩
         伊右衛門
前田   上五畝歩
ぬかり  中六畝八歩
柳原   中壱反拾二歩
  合 壱反八畝十二歩
まけし山 下三畝歩
柳原   下壱反壱畝四分
  合 壱反四畝四歩
         九左衛門
曲(まけ)師(し)山  下七畝廿五歩
 〃   下三畝四歩
和田谷  下壱反拾弐歩
  合 弐反壱畝壱十一歩
         五兵衛
地蔵面(ママ)   上七畝十八歩
前田   上弐畝七歩
十三間  上四畝七歩
都〃谷  上八畝三歩
  合 弐反弐畝五歩
三反町  中壱反九畝弐歩
 〃   中弐反三歩
 〃   中壱反一畝十三歩
 〃   中六畝二歩
三ッ又  中壱反五畝三歩
和田谷  〃壱反三畝廿七歩
柳原   〃壱反三畝廿二歩
 〃   〃壱反十八歩
 〃   〃壱反十二歩
  合 壱町弐反十五歩
帆(ほ)木(きり)谷  下壱反八畝一歩
ねからみ 下壱反弐畝歩
曲師山  下壱反弐十一歩
 〃   〃壱反十五歩
 〃   〃壱反廿一歩
 〃   〃壱反四畝一歩
吉田   〃弐畝歩
松沢   〃五畝廿一歩
十三間  〃壱反三畝十一歩
  合 九反八畝一歩

上田高三町六反三畝八歩半
     此訳壱畝十七歩 堀代
 残而寄合三町六反壱畝廿一歩
中田高五町四反十三歩半
     此訳七畝十四歩 堀ト畑成
 残而高五町三反弐畝十六歩半
下田高八町四反三畝五歩
     此訳弐反四畝廿歩 田成畑
       五畝十四歩  荒地
       壱反三畝七歩半 堀代永引
 残寄合五町八反弐拾九歩
  外より内 五畝廿歩 田成畑引
 残七町九反四畝十三歩半
       五畝一歩半□
         伊左衛門
屋敷前  中壱反三畝廿二歩
久保田  中九畝九歩
岩崎   〃六畝十七歩
  合 弐反九畝十九歩
沼(ママ)入   下八畝十七歩半
屋敷前  〃壱反三畝廿九歩
川端   〃六畝十二歩
  合 弐反七畝十一歩半
         喜右衛門
道添   中壱反七畝十二歩
まへた  〃九畝十一歩
前田   中壱反十六歩
  合 三反七畝九歩
川端   下弐反壱畝十一歩
 〃   〃弐畝二歩
前田   〃八畝弐十一歩
  合 三反二畝四歩
         庄兵衛
川端   下壱反弐畝歩
沼下   〃六畝歩
  合 壱反八畝歩
         新蔵
川端   下六畝歩
沼下   〃壱畝廿二歩
  合 七畝廿二歩
         忠兵衛
沼下   中三畝八歩
まへた  中壱反三畝一歩
  合 壱反六畝九歩
         重兵衛
道添   下壱反弐畝廿八歩
三詣り  下壱反歩
  合 二反二畝廿九歩
         与平司
前田   中九畝廿二歩
     〃六畝十一歩
  合 壱反六畝三歩
沼下   下壱反壱畝十七歩
関場   〃八畝十二歩
     〃五畝三歩
前田   〃弐畝廿六歩
  合 弐反七畝廿九歩
         吉左衛門
前田   中合弐畝拾歩半
     下壱反壱畝八歩
関場   〃壱反弐畝歩
  合 弐反七畝七歩半
         小右衛門
前田  中合弐畝五歩
三詣り  下六畝歩
岩崎中町 中合弐反壱畝十八歩
 〃   下壱反六畝十歩
関場   〃壱反弐畝十三歩
  合 弐反八畝十三歩
         權右衛門
前田   中四畝歩
     〃九畝歩
  合 壱反三畝歩
 〃   下壱反九歩
         小右衛門
三詣り  中合七畝廿二歩
         平左衛門
 〃   中合七畝廿三歩
落水   下三畝歩
中町   下二畝四歩
川はた  下五畝弐歩
     〃四畝六歩
かちみ  下壱反四畝廿歩
  合 弐反九畝弐歩
         磯右衛門
川端岡げ 下七畝十五歩
前田岡げ 下二畝三歩
前田   下壱反壱畝廿六歩
  合 弐反壱畝十四歩半
         金右衛門
前田   下八畝十歩
         治郎兵衛
〃    下合壱畝二歩
         惣兵衛
つらとの 〆下九畝廿七歩
         九右衛門
つらとの 下八畝歩
 〃   〃四畝廿七歩
 〃   〃弐畝壱歩
  合 壱反四畝廿八歩
 
 中田高壱町五反四畝十六歩
      此訳 壱畝十八歩 畑成
  残而寄合壱町五反弐畝廿八歩半
 下田高三町四反十八歩
      此訳 弐反九畝十八歩 沼荒田成とも
  残而寄合三町壱反壱畝四歩
 田惣〆
 弐拾壱町五反弐畝弐歩
 畑〆
 弐拾五町五反六畝弐十九歩
 田畑合
 〆四拾七町九畝壱歩
 
 寛保三年亥正月改
    越畑村
     名主忠右衛門
      〃治兵衛
     与頭仁兵衛
      〃与平次
      〃勘右衛門

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乍恐以書付奉願上候 文政二年(1819) 越畑・新井ハツエ家文書 5

  乍恐以書付奉願上候
武州比企郡越畑村御三給様村役人惣代
名主平次郎奉申上候先達而森河金右衛門様
御知行所隣村杉山村役人より私シ方用水堀之
義ニ付願出候趣届有之銘々御地頭様御性
名書取候間其趣御訴申上候処
森川金右衛門様ヘ御掛合之上右用水堀
往還道添ニ有之杉山村江障ニ相成候ハヾ早々
可取払旨被仰付奉畏帰村上右場所引替
村内江仕立候趣杉山村役人江懸合候処在
村役人より御地頭所様森川金右衛門様御伺申上
候得共往還道添江除キ越畑村地内江引
右堀仕立候上ハ少茂故障無之段被仰
聞候間当村者共聊申分無之勝手次
第ニ其村地内江堀仕立可申旨杉山村役人より
一同申付私シ共村方之者共至極得心之上
双方無申分熟談内済仕候前書熟
談之通リ御聞済被成下置候上双方御田地
無差障相続候偏ニ御慈悲難有仕合
奉存候以上
            比企郡越畑村
             御三給村役人惣代
            酒井但馬守知行所
                 名主 平兵衛
 文政二卯年二月
   酒井但馬守様
   羽太求馬様
   山高芳次郎様
    御三給
      御役人中様

              越畑・新井ハツエ家文書 5.pdf

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添書證文之事 天保八年(1837) 越畑・新井ハツエ家文書 8

  添書證文之事
森川様
   御分 畑七畝弐歩 字笠張
一当酉御年貢差詰リ我等持分之
地所貴殿方江質物ニ相渡し金子
四両三分慥ニ借用申候處実正也
然上ハ御年貢諸役等御勤被成候而
御手作可被成候此地ニ付先判書入等
脇より少茂構無御座候若シ後日ニ滯義
出来仕候ハヾ加判之者急度立合埒明
可申候右之本金返済申候ハバ何時成共
地所無相違御返し可給爲後日添書證文
仍而如件      
 天保八年
  酉三月 日
          杉山村
            地主 源右衛門
            證人 安五郎
越畠村
 買主 万蔵殿

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質地證文之事 天保九年(1838) 越畑・新井ハツエ家文書 9

   質地證文之事
 羽太様御分
  下田八畝歩       字なへ谷川端
一去酉ノ御年貢ニ相詰リ右之田貴殿方江質地ニ
 相渡し金子五両三分弐朱慥ニ受取借用申候所
 実正ニ御座候然上者御年貢諸役等之儀者
 貴殿方ニ而御勤メ御手作可被成と於此田先判書入
 等ニ茂不仕脇より構無御座候但し年季之儀者
 金子有合ニ相定メ申候右之本金五両三分弐朱
 返金仕候ハヾ地所無相違御返し可被下候爲後日質地
 證文依而如件
  天保九年戌二月日
                 越畑村
                   地主
                    左兵衛
                   證人
                    平右衛門
                   名主 
                    周藏
         同村
          万藏殿

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石尊講中宿覚帳 天保十一年(1840) 越畑・新井ハツエ家文書 12

      天保拾一歳
    庚
    石尊講中宿覚帳
    子六月廿五日
           越畑村
              下郷
  一年々代参壱人ツヽ籤当リニ而
  一講銭壱人前ニ付百文ツヽ差出さす
  一弐百文ツヽ御燈明料として宿江
  一弐拾四文ツヽ御袚料して
   但し弐百文内ニ而   正法屋江
   右之通ニ取極メ置候
           子年宿
    安政四年巳六月廿五日宿
           巳年代参者 金蔵

           寅年宿
           卯年代参 嘉兵衛

           卯年宿
           辰年代参 孫右衛門

           辰年宿  宇右衛門

           巳年宿
           亥年代参 七兵衛
           
           午年宿
           酉年代参 源左衛門

           未年宿
           同年代参 富五郎

           戌年宿
           子年代参 源兵衛

           申年宿  芳松

           申年代参
           酉年宿  要助

           丑年代参 丈右衛門

           寅年代参 
           亥年宿  仙蔵

           ■年宿
           寅年代参 文右衛門

           戌年代参
           寅年宿  武兵衛

           巳年代参
           丑年宿  利八

           丑年宿
           卯年代参 菊次郎

           卯年宿
           丑年代参 万蔵

           辰年宿
           辰年代参 浅右衛門
                半右衛門

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書添申證文之事 天保十四年(1843) 越畑・新井ハツエ家文書 13

  書添申證文之事
山高様御分
一上畑四畝五歩
 右畑古證文共質物ニ相渡候金子
 九両三分借用申候處実正也然ル上ハ
 御年貢御役等貴殿方ニ而御勤メ
 御手作可被下候今又此畑ニ付先判
 書入等脇纏難澁申者無御座候
 爲後日仍而如件
  天保十四年
   卯五月日
          越畑村
           地主
            浅右衛門
    同村
     万蔵殿

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覚 安政二年(1855) 越畑・新井ハツエ家文書 22

   覚
一金五両也     趣意金
一金拾五両也    春山相続金
一金拾両也     請納金
 右者趣意金并書面ニ通春山相続
 金縁女受納金合而金三拾両慥受取申候以上
  安政二卯年四月日  越畑村
              当人
     同村        嘉兵衛
       万蔵殿 

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東方朔秘伝置文 安政六年(1859) 越畑・新井ハツエ家文書 23

   東方朔秘伝置文
○毎年運気吉凶を知る事
○月輪を考て吉凶を知る事
○日輪を考へて吉凶を知る事
○星を考て吉凶を知る事
○雲の気を見て年の吉凶を知る事
年中運気日和考 ○虹をうかがひて吉凶を知る事

  東方朔(とうほうさく)秘伝置文
○電光を見て風雨を考知る事
○煙の気を見て吉凶を知る事
○雲気を見て雨風を考知る事
○四季の気を見て吉凶を知る事
○雨降り出しによりふり晴を知る事
○四季の気を見て病人を知る事
○毎月定りて風雨明ふる日の事
○五音の気を考へ吉凶を知る事

東方朔秘伝置文の序 ○印
凡人倫の大事ハ農家の努にありよく天地の
気運に達し風雨曇晴を察して稼穡(かしょく)を
為(なす)ときは百穀登りて万民快楽(けらく)す然り
といへども悉く天文に通ぜざればこれを
察する事能(あた)はずこゝに東方朔(とうほうさく)は漢の武帝の
侍臣にして歳星の化身也といふ後世を避て無為(むい)の
間に遊ぶ曽(かつ)て天文地理に明にして万世の吉凶を知る
故に此一巻を遺(のこす)をもて人民の利益少からす最(もっとも)世
に伝る事久し間(このごろ)予遇(たまたま)この原本を得て謹で梓(あずさ)に
鏤(ちりば)め世に公にして稼穡の過(あやまち)なからんことを
                         欲する而巳(のみ)
                             岩山道人誌

東方朔秘伝置文
   巻中目録
 第一六十甲子(かつし)吉凶の事
 第二日輪を候(うかがい)て吉凶を知事
 第三月輪を候て吉凶を知事
 第四星を候て吉凶を知事
 第五雲気を見て年の吉凶を知事
 第六虹を候て吉凶知事
 第七電光(いなひかり)を見て雨風を候知事
 第八雲気を見て雨風を候事
 第九雨降出る時により降晴るを知事
 第十毎月定て風雨吹降日の事
 第十一煙気を見て吉凶知事
 第十二四季の気を見て吉凶知事
    附火気病気知事
 第十三軍中に雲煙の気を見て吉凶知事
 第十四五音の気候吉凶知事
    惣目録終

 年中運気日和考
    六十甲子吉凶之事
▲甲子の年ハ弐月三日水あり四月五月沢水有六月七月日旱(ひでり)
 八月雨ふり雷なる九月に風吹田畑大によし麦よし
 蚕よし盗人多し火事有つゝしむべし万物みのり
 ゆたかなる年なり
▲乙丑の年ハ春風あり三月牛馬死す万民飢五月八
 月水あり麻糸よし五穀よし八月病多くはやる
 又冬の気より大によしまた冬に至て大によし十二月
 大に寒ずる
▲丙寅の年ハ水かハく田畑よし蚕よし三月四月雨あり
 四月五月病あり六月七月雨風あり秋早く寒ずる也
 十月盗人あり口舌事多し又春夏熱病はやる
 十一月十二月大に寒ずる
▲丁卯の年ハ五穀よし春疫病はやる正月三月水有
 四月病はやる五月六月水あり七月にかぜあり
 蚕よし冬あたゝか也万物たくさんにある年なり
▲戊辰の年ハ麦大豆(まめ)小豆あさいと綿よし田畑半吉蚕も
 半吉春疫病はやる四月五月六月大水あり七
 月八月大風あり九月十月雨風あり十二月寒ずる
 盗人多し
▲己巳の年ハ正月五月雨あり麦凶(わろ)し七月八月水あり
 又上田ハ悪し下田ハよし八月に大風あり万民ふねに
 のり多く死すつゝしむべしかいこハよし冬の気
 あたゝかなりと知るべし
▲庚午の年ハ春寒ずる五穀悪し蚕半吉三月四
 月雨あり五月六月大水あり又大に熱疫病は
 やる人多く死す馬牛多く死す七月八月雨あり
 又雷多し九月十月草木よし十一月十二月大に
 寒するとしるべし
▲辛未の年ハ田畑よし大豆小豆よし蚕よしふけ田麦
 半吉春風あり三月四月疫病はやる五月六月雷
 雨あり七月に水あり八月あたゝかなり十月水あり冬の
 気より寒するなり
▲壬申の年ハ五穀よし大豆悪し春病事はやる二
 月水あり三月四月雨ふりて水多し六月大ひに日
 旱草木かるゝ世上に食物多しとしるべし
▲癸酉の年ハ春水ありて氷る馬牛わづらふ三月四
 月大にあたゝかなり六月水あり七月風少し吹て水
 あり糸綿なき年なり麦によし八月十月はやく
 寒ずる十一月十二月に寒風たびく吹也
▲甲戌の年ハ二月三月水あり風熱の病はやると知る
 べし四月五月水あり七月八月雨風あり十月十二
 月寒ずる五穀ハよし上田下田よしかいこ判吉塩
 すくなき年としるべし
▲乙亥の年ハ二月三月水あり風霧度々吹ふるべし
 五月六月日旱なり七月八月雨あり九月十月
 水あり冬気あたゝかなり五穀よし盗人多し
 商売人他行多く死すつゝしむべし
▲丙子の年ハ大に寒する時々雨風あり二月水あり
 四月五月水あり七月沢水八月九月あたゝかにして
 病事はやる十一月十二月霜多し麦よし蚕よし
 田畑よし冬気に入ほど万事よし
▲丁丑の年ハ二月大風あり三月雨あり牛馬わづらい
 多く死す四月五月疫病はやる六月七月雨ふり雷
 なる八月水あり麻糸また胡麻るい多し冬の気
 に至りて寒する水大に氷る
▲戊寅の年ハ前のとし冬気より春にいたりて熱病
 はやる三月雨四月日旱する五月六月病事はやる
 七月八月大風吹九月雨あり十月はやく寒ずる
 盗人多し十二月風あり五穀よし茶よし
 麦わろし
▲己卯の年ハ二月三月雨風あり四月病事あり五月
 六月水あり七月風吹く八月寒じて雨あり草木を
 そこなふ九月十月雨あり十一月十二月あたゝかなり五
 穀よしかひこよし
▲庚辰の年ハ二月三月疫病はやる四月五月大水あり
 六月寒じて氷ふる水あり七月八月雨あり風
 あり九月十月大風あり熱病はやる十一月十二月雪
 多し大豆小豆麦よしあさいとわたのるいよし田畑
 半吉蚕よし五穀吉盗人多しとしるべし
▲辛巳の年ハ二月三月雨あり四月五月寒じて雨度々
 ふる六月大に熱す七月八月水あり又大風は九月十
 月雨あり十一月十二月あたゝかなり麦わろし上田凶
 下田よしかいこよし
▲壬午の年ハ二月寒して水あり三月日旱四月五月雨有
 水あり六月大に熱す風疫病人死す七月八月雨ふる
 九月十月万物よし十一月十二月大に寒するかいこ半吉
 五穀半吉
▲癸未の年ハ万物みのりよし二月に風あり三月四月病事
 はやる五月六月雨ふり雷なり水多し七月八月日旱
 する九月十月湿風あり十一月十二月大にかんする田畑
 よし大豆小豆おほしかいこよし麦よし
▲甲申の年ハ二月三月水あり四月雨あり五月六月大に
 熱する草木かる七月八月水あり九月十月はやく寒
 する十一月十二月風あり五穀よし栢(かや) 椎(しい) 栗(くり)のるい多し
 大豆なし
▲乙丙の年ハ春雨風あり三月四月大熱日旱なり熱病
 はやる五月六月水ありて物をかいす七月八月風あり九
 月十月雨たびくふる十一月十二月あたゝかなり又風吹麦よし
 糸綿あさいとの類なし
▲丙戌の年ハ二月三月風あり風病はやる四月五月水有六
 月病事七月八月雨風あり九月十月少しつゝ雨風あり
 十一月十二月寒する五穀よし上田下田半吉かいこ半吉
▲丁亥の年二月三月水あり霧霜多くふる四月五月寒
 雨あり六月日旱七月八月雨ふり九月十月大に寒す
 十一月あたゝかなり五穀吉麦悪しふけ田よし糸綿
 の類よしわせ田吉
▲戊子の年ハ二月三月寒する四月五月水あり六月七月大
 に日旱なり九月十月雨あり雪有十一月十二月寒風は
 げしく万物に吉田畑吉小麦大麦よしかいこよし
▲己丑の年ハ二月三月風あり四月五月水あり又熱病
 はやる六月七月熱風あり八月九月水有十一月十二月大
 に寒する五穀よしいと麻糸胡麻るい吉夏麦なし
▲庚寅の年ハ二月三月悪敷風吹て人にあたりわづらふ
 四月五月雨あり六月大に日旱也七月八月九月大雨風
 あり十月に寒ずる事極寒のことし又口舌事多し田
 畑よしかいこよし麦悪し綿あしし
▲辛卯の年ハ二月三月雨あり水少有四月五月大ひに
 日旱六月七月風あり八月九月雨ありて物をかいす
 十一月十二月あたゝか也五穀吉蚕吉ふけ田よし大豆よし
▲壬辰の年ハ二月三月病事あり四月五月水あり六月
 七月風あり水あり八月九月大に風吹十一月十二月湿風
 はやる田畑よしかいこ半吉大豆小豆いとのるい吉綿よし
▲癸巳の年ハ二月三月風霧霜多し四月五月雨あり
 六月七月水あり又熱風あり八月大に風あり九月十
 月雨ありて草木をかいす十一月十二月あたゝかなり蚕
 よし麦あしし
▲甲午年ハ二月三月日旱四月五月雨あり六月大に
 熱する也人わづらふ七月八月雷風あり九月十月湿
 風あり万物さかゆる十一月十二月寒ずる五穀よし馬牛
 多く死すかいこよし
▲乙未の年ハ二月三月風あり雨あり四月寒雨有六月
 大に熱す草木かるゝ七月八月風あり十月寒する十一月
 十二月寒じて風有水あり田畑吉大豆小豆類吉蚕よし
▲丙申の年ハ二月三月水あり疫病はやる四月五月雨あり
 六月涼風あり七月八月寒雨ありて物をがいす九月
 十月風有十一月十二月あたゝかなり五穀よし榧(かや) 桃 椎(しい)の
 類多し大豆小豆のるいあししとしるべし
▲丁酉の年ハ春水多あり四月五月大に熱す疫病はやる
 六月七月大に水あり風あり九月十月雨有十一月十二月
 大風あり冬の気あたゝかなり麦吉糸綿のるい悪し
▲戊戌の年ハ二月三月水あり疫病はやる四月五月日旱七月
 八月風あり九月十月湿熱の気むして病事はやる十一月
 十二月湿風あり五穀吉田畑よし蚕よし塩なし麦悪し
▲己亥の年ハ二月三月風あり水有四月五月日旱六月七月
 雨あり八月九月大に熱する十月雨あり十一月十二月あたゝか
 にて氷らず五穀よし麦ハあしゝ茶なし
▲庚子の年ハ二月三月寒じて水有四月五月雨あり風あり
 六月大に熱する七月水あり八月九月雨有雷あり大風吹十月
 風あり万物によし十一月十二月大小寒する田畑よし麦あしゝ
 蚕よし火事有しほ多し世の中半分ぬす人多くあつまる
▲辛丑の年ハ二月三月大風あり又牛馬多死する年也四月五月
 大に疫病はやるなり六月雨あり雷なり七月日旱八月九月
 大に熱す十一月十二月寒する五穀よし糸綿のるい多田畑吉
▲壬寅の年ハ二月三月熱して疫病はやる四月雨有五月六月
 大に熱して草木かるゝ又病はやる七月八月九月風あり
 雨有十月寒ずる十一月十二月寒じて風あり田畑よし
 かいこよし盗人多し世の中吉
▲癸卯の年ハ二月三月西風あり四月五月大に熱して疫病
 はやる六月七月水あり八月九月雨ありて万物をかいす十
 月に風あり十一月十二月春の如くあたゝか也五穀よしかいこ吉
 田畑よし世の中十分なり
▲甲辰の年ハ二月三月雨あり四月水あり五月熱風吹六月水
 あり七月八月雨風有十月熱風吹て病はやる十一月十二月
 寒じて雪多く田畑よし麦吉大豆小豆よし糸綿麻
 糸胡麻のるいよしかいこ半吉盗人多くあつまるとし也
▲乙巳の年ハ二月三月風あり霧霜多くふる四月五月雨ふりて
 又熱する六月熱風あり雨あり七月八月雨ふり九月熱す
 又俄に雨ふる事あり十月雨水十一月十二月あたゝかにして水
 こほらず麦あしゝかいこ半吉上田あしゝ下田よし塩なし
 五穀あしく万民他国へ行水にをぼれ多く死す慎むべし
▲丙午の年ハ二月三月大に寒じて霜多く四月風あり雨あり
 五月水あり六月大に熱する水あり人多く風疫病煩ふ也
 七月日旱八月雨ありて雷をなす九月に風あり十月に風
 あり草木万物さかゆる十一月十二月大に寒ずる五穀よしかいこ
 吉いと綿麻糸よし麦よしなり物半吉
▲丁未の年ハ二月三月大に風あり雨ふり四月疫病大にはやる
 五月雨有六月霞ふる七月水あり八月日旱する九月水あり十月
 寒する十一月十二月に大に寒する草木かるゝ田畑よし大豆小豆ゑ
 んとう果(このみ)のるいよし蚕よしかミのるいよし万事よき年也
▲戊申の年ハ二月熱風ありて人をやぶる三月水あり四月雨あり水
 あり五月日旱なり六月俄に熱して草木かるゝ温風吹て草木
 やふられる七月日旱なり八月風あり九月日旱也七月寒する
 十一月日旱なり十二月寒風吹て雨あり五穀よし麦吉たばこ
 よし桃榧栗のるいよし大豆小豆あしゝ
▲乙酉の年ハ二月風少あり三月雨風あり四月大に熱して疫病は
 やる六月雨あり水あり七月清風少ツヽ吹八月寒風大に吹て草
 木をがいす九月日旱なり十月大に風ふき雨ふり十一月に雪多し
 十二月風大に吹あたゝか也五穀悪し麦なしいとわた麻糸の
 るいなし大豆小豆あり
▲庚戌の年ハ二月疫病はやる三月水あり四月あたゝかにして万
 物生する五月雨ふり六月大に熱風あり雨ふり七月風有八月
 雨風有九月日旱す十月湿風あり十一月日旱十二月大に寒する
 事甚し五穀よし上田下田田畑吉蚕吉麦よし世の中十分
▲辛亥の年ハ二月風あり霜霧多くだる三月水あり四月雨ふり
 五月日旱なり六月熱気大にをこる七月雨ふり八月俄に雨ふる
 事度々あり九月日旱十月雨ふり十一月十二月大にあたたかにして
 水こほらす五穀よし麦よし塩なし肴るい多ある年なり
 人口論して多く死するとしなり
▲壬子の年ハ二月寒ずる三月水あり四月雨ふり風あり五月日旱
 六月雷あり雨ふり七月水あり八月大雨雷でんあり九月大に
 風ふく十月十一月に温風有て万物さかゆる十二月寒するなり五
 穀よし田畑吉かひこ吉麦よし大豆小豆のるいあしゝ世の中吉
▲癸丑の年ハ二月三月風あり四月大に疫病はやる五月水有六月
 雷雨あり七月日旱する八月雨ふり水有九月日旱十月風あり
 十一月十二月大に寒ずる五穀吉田畑半吉蚕半吉麻糸綿のるい吉
▲甲寅の年ハ二月三月熱風ありて人をやぶる四月日旱大にして水
 かわく也五月病事あり六月大に熱して草木かるゝ七月風有八月
 雨ふり九月水あり十月盗賊おほし十一月早く寒ずる十二月風
 あり田畑よしかいこ吉五穀吉麦わろし大豆小豆よし
▲乙卯の年ハ二月三月雨風あり四月大に日旱五月水あり六月風
 あり七月大風あり八月九月雨ありて万物をかいする十月雨風
 あり十一月日旱十二月あたたかなり五穀よし麦よしかいこよし
▲丙辰の年ハ二月疫病はやる三月日旱四月大水あり五月雨降
 六月あられふる七月風あり八月雨ふり九月日旱なり十月湿風
 ありて人をやぶる十一月十二月大に寒ずる麦よし大豆小豆よし
 麻糸わたのるいおほしかいこ吉田畑半吉五穀大吉
▲丁巳の年ハ二月三月風あり三月日旱四月雨ふり五月風あり雨
 ふり六月日旱七月水あり八月風有雨ふり九月日旱十月雨有
 十一月十二月大にあたたかにして水こほらす五穀半吉麦あしゝ上
 田吉下田悪し蚕よし糸綿のるいよし大豆小豆るい半吉
▲戊午の年ハ二月三月大に寒ずる四月風あり雨ふる五月大雨ふり
 六月大に熱して水あるべし七月日旱する也八月雨ふり九月雨
 有十月湿風吹て万物さかゆる十一月十二月大に寒ずる五穀半吉
 かいこよし大豆小豆のるいあしゝ疫病はやりて人多く死する
 年としるべし牛馬も死するなり
▲己未の年ハ二月三月の間に大に風吹べし四月疫病はやる五月水
 あり六月雨ふり風あり七月水あり八月大にあたたか也九月
 水あり十月寒ずる又水あり十一月十二月大に寒ずる田畑吉
 大豆小豆のるいよしかいこ吉夏麦なし又茶なし
▲庚申の年ハ二月熱風吹て人をやぶり三月水あり四月雨ふり
 湿風あり五月大風あり水あり六月大に熱して草木ことく
 くかるゝ七月日旱八月風ありて霧霞多し九月十月はやく
 寒ずる十一月十二月寒風ありて雨ふる五穀よし田畑半吉
 麦あしゝかや栗のるい多し大豆小豆あしゝ
▲辛酉の年ハ二月三月寒じて雨ふり四月大に熱して疫
 病はやる五月水有六月水あり風吹七月日旱八月九月寒
 雨ありて万物をがいする十月涼風あり雨ふり十一月十二月大
 風有大にあたたかなるべし田畑よしかいこ半吉麦吉糸綿麻
 糸の類なし夏気大に熱して牛馬共多く死すと知るべし
▲壬戌の年ハ二月三月大に疫病はやるべし又水あり四月大
 水あり五月水有六月大にあられふる七月風あり八月雨
 ふり風あり九月日旱する十月湿風ありて病はやる十一
 月十二月大に寒ずる五穀吉田畑半吉かいこ吉
▲癸亥の年ハ二月三月風あり霧霞ふる四月雨ふり五月日
 旱六月大に熱する七月日でり八月日旱又雨ふり九月風有
 十月雨ふり十一月十二月大にあたたか也田畑よし五穀よし麦
 よし綿麻糸のるいすくなしぬす人あり大豆小豆吉としるべし
▲右六十年の吉凶をしるす又日月星雲気虹気雷電の
 気風雨の気或ハ節中気正月元日の気とを能々見あハすべし
 しかれバ則年々の吉凶いよく明かに知るゝと云々
   日輪を候て吉凶を知る事
▲日出て黄なる雲日の三方にみゝのごとくつき出るハ天下太平
 国家安穏のしるしとしるべし
▲日のふたつならび出る四海太平天下長久のしるし也昔
 帝舜の即位の御時日二ツ並び出夫より天下大に治る事明也
▲五色の雲出て日をのせささげたるハ是も天下太平五穀成
 就万物ゆたかにして民大にさかゆるしるしと知るべし
▲日のちかきところに黄なる雲うるほひありて立たるハ吉祥
 雲と号(なづ)く天下国家大に平かにして隣国の者来りて隨がふ
 瑞雲なりとしるべし
▲日出て火焔の如くなる気上にのぼる事あるは大に旱(ひでり)する也雲
 気の形へびのごとく日をつらぬき色青きハ疫病はやる色白きハ
 大に悪し日出て光なく其色赤く血の如くなるハ国飢饉と知べし
▲日の半分黒く半分白き事あるハ大に悪し人民多死する又日
 の色黒く光なきハ万民又万物にたゝりそこなひやぶるとしるべし
▲日ふたつ出て一所にすれあひ重りかゝるとあらハ大に国にたゝると
 知るべし
▲日と月と一所に出て日すてに月の中に重り入事あらバ是大に凶
 なりむかし秦の子嬰(えい)の時右のごとくに有しとなり
▲白き雲出て日をつらぬけバ凶し万民飢死するつらぬき通ら
 すハ死せずとしるべし日の下に黒雲の形にわとりの如く又ハ
 にハとりのたゝかふていの雲あらバ火災ありとしるべし又大に日旱
 すると心得べし
▲日のかさ一重ハ小雨と知るべし二重あるハ雨風ありと心得べし
 三重なるハ凶しとしるべし
▲日の色黒く光なく日蝕に似たりかくのごとく出るハ人民わずらい
 大に死する事百八十日のうちにありとしるべし
▲日の出に雲あり日の両わきに付たるハ大風吹べし申の時より後に
 日の両わきにみゝのごとく雲あるハ明日雨ふるとしるべし
▲日のかたくに雲あるハ半の日ふりやみ両脇に有ハ長の日ふり止む也
 午の時の前に日にかさあるハ北風吹午の時後にあれバ風しずか也
▲日の暈(かさ)あしたに白く夕に赤きハ大風砂を飛せ石をうごかす
▲日の入に黒く赤き日の色あるハ雨なし風ありとしるべし
▲朝日あかくして天をこがすハ風吹く也朝日赤く地をやくハ小雨
 ふるとしるべし
▲日のひかりかゞやくハかならず風吹としるべし
   月輪を候て吉凶を知る事
▲月日の中にありて東方に見ゆるハ天下国家太平の瑞(ずい)としるべし
▲月の初め十五日より前に満月なるハ大に凶し十五日より後に月虧(かく)
 べきに虧(かけ)ずして満月なるハ六十日のうちに災ひ有としるべし
 又十四日十五日の夜の月満ざるハ大に日旱と知るべし月に四角
 なる暈あらバ国中飢饉して民多死す其かさ色赤きハ大
 に凶し人の身にたたるとしるべし
▲月の色黄にして青きハ飢饉也又大風あり赤きハ火災と知る
 べし黒きハ水災也満月二ツにわれて見ゆるにハ国家大に凶し
 としるべし
▲月蝕に色赤きハ大に日旱する也蝕の間に大風あるハ疫病は
 やる蝕の間に風雪あらバ来年飢饉ありとしるべし人民煩死す
▲月のめぐりに三の星ありて月にちかふして鼎(かなえ)の三足の
 如く見ゆるハ大に凶し十日のうちに災ひありとこころへべし
▲三日月の下に星ありてひとつ光り明らかなるハ大にあしく
 三日四日の月の両のとがりに星あるハ人民わずらい死すべし
▲月蝕十分にして彗星(けいせい)出るハ六十日の内に災ひあり月出て五
 星の中に入事あらバ八月に大霜ふり五穀実らず民飢盗
 賊をこる八月すえにあらバ来年八月にありとしるべし
▲月のめぐりに赤き雲有角の如く見ゆるハ大に凶しとしるべし
 黄なる雲有て角の如くならバ大に国ゆたかにして吉としるべ
 し白く黒き雲有て角のごとくなるハ二年を出ずして国中
 大に疫病あるべし
▲月の両わきに二星あるハ大にあしく国中に盗賊おほかるべし
▲月出て四星の中に入ぬれバ国中に災あり人飢死する事あるべし
▲月二ツ赤く出るハ大に悪しと知るべし漢の呂后(りょこう)の因是有と云
▲月に輪ありてハかならず雨ふるとしるべし
   星を候て吉凶知る事
▲徳星のほしといふハ其形ち常なし光大にして中空也
 或ハ三星あつまり赤き気あり又京星とも名づく此星顕
 るるハ大に吉君として仁有臣として忠有て国大に栄ゆること也
▲寿星といふほしハ大きなる星西方に出てひかり大に色黄
 なるべしこれを寿星と名づく大に命ながく国久しかるべし
▲妖星といふ此ほし天下災難あるべきを兼てよりあるハ思しめし
 玉ふ星也かたちの長きハ久しき災ひその災大なり形ち
 小なるハわざハひも少なし又しばしにてとゞまる也
▲三大星此ほし東南にあらハるゝハ天下におゐて盗賊どもおほく
 をこると知るべし又西南のかたにあらハるゝハわた布のるい天下の
 五穀たかし東北のかたにあらハるゝハ君王にうれへ有米高く
 民飢西北のかたにあらハるゝハ田畑不作にして人多く死する
▲天狗星あり色赤く上とがりて下たいらか也赤き光出てはら
 きのごとく雲あつまれバ光りうつりて大になり外赤く内黄
 にして犬のかたちの如し此星出れバ大に悪く五穀たかし
▲蚩尤星(しにうせい)ハ色赤く上とがりて星のかたち旗の手のごとし雲にうつ
 れバ三俣(また)にしてひかりハ赤く黄なりこれハ天下の災難を示す
 ほしなり
▲天(てん)槍(そう)星ハ真東に出て長さ五六尺三月の頃あらハるゝかならず飢
 饉疫癘はやるべし万民わづらい死するなり
▲六賊星といふハ真南の方にあらハれて地をさる事六丈あまり形
 ハ彗星にて大に色あかくうごきめぐるこれ大にあしきほしなり
 国中に盗賊おほくありて人をなやます也
▲司危(しき)星といふ星ハ真西の方に出て太白星の形に似たり大にし
 て下の方色赤し是下として上をおかし不義を以て乱と知るべし
▲乱蓬(らんほう)星といふほし西南の方に出てはなハだ美なり色しろく
 赤くしてきつね火のことくなり長さ数丈にしてあるいは四五又
 ハ一二有左右のわきとがれり此星あらハるれハ三年を出ずし
 て国大にあしゝ五穀みのらず万事不作也民飢死する
▲国宣星というほしそのかたち大にして色あかく南極の老
 人星に似たり此星あらハるゝ時ハ五穀大に高しとしるべし
▲是らのほか歳星 螢惑(けいわく) 辰星 鎮(ちん)星 大白星此五星も時により
 日によりて福となりわざハひとなる星也上より下におつるは
 飢饉又ハ国主に患へあり星下よりして上にのぼるハ国主の災ひ
 としるべし星のあいたたかうことあり大に国にたたり人民死する
▲彗星ハ天下太平の世にハかくれてあらハれず無道の世にハ此星
 則ち出て災ひをしめすと也或ハ月のかたハらにあらハるゝは
 大にあしく星の色白きハ田畑五穀不作にして悪し黄な
 るハ洪水ありて万物をそこないやぶる色赤きハ大にあしく
 五穀高直にして人民家をはなれ財宝を失ふ南に出るを
 蛍惑星と名づく天下日旱と知るべし大にあしく北に出るを大
 謀星という此ほしあらハ大に悪しと知べし西に出るを金星
 となづく大に国中に盗賊をこる東に出るを軍星と名づく大
 に国にたゝり凶し中央の空に見ゆるハ大乙星となづく洪水
 旱魃火災疫癘蝗虫飢饉さまざま凶き事見ゆる昼みゆるは
 災いいよくはげし
▲客星というハ廿八宿の星のやどりに妖星入りて其座をうばふ
 これ客の星いふ心也是も彗星のへんじたるもの也凡星の
 地に落たるハ石となる上より下にくだるハ流星也下より上にのぼるは
 飛星也妖星の名六十四種有今大略をしるす末巻にみへたり
   雲の気を見て年の吉凶知る事
▲立春日四方に黄なる運気あらバ五穀大にみのる青き気あるハ
 蝗のがいあり黄なる色のまじりたるも同じ赤き気あらバ大に日
 旱する黒き気洪水なり
▲春分の日東の方に青き雲あらバ麦大によし雲なきハ万物
 みのらず却而疫癘はやる其日晴あがりて雲なきハ万よし
▲立夏の日巳の時東南の方に青き雲青き気あらバ年豊か
 なり青気なけれバその年わざわいあるべし
▲夏至の日午の時南の方に赤き気あるハ百穀によし万物大に
 みのる雲なく日月に光なくハ五穀みのらず人疫病煩い死する也
▲立秋の日申の時西南のかたに赤き雲あれバ粟米のるいに
 よし雲なきハ万物みのらず地震あり牛馬わずらい多く死
 する事来年の正月までにいたるべし
▲秋分の日日の入時分西の方に白き雲あるハ其年豊かにして五
 穀みのる雲なきハ霜多くふりて人民煩ふ事来年の二月迄ニ至る
▲立冬の日西北のかたに白き気ありて龍のごとく馬のかたちに
 似たり麻糸のるいによし大に年ゆたかなりとしるべし気な
 けれバ大にかんじて万物をそこなひやぶる又人民疫病を煩ふこと
 来年の四月までに至るべし
▲冬至の日北の方に青き雲有てハ来年大によし雲なけれ
 バ悪しとしるべし赤き気あらバ日旱としるべし黒き水也
 白きハ疫病はやる黄なる気ハ火災と知べし又黄なる気ハ五
 穀田畑に大によしみのるべし
   虹を候見て吉凶知る事
▲虹立て西にあるハ明日必らず雨ふるべし東に見ゆるハ雨ふ
 らずしてかならず風吹べし虹立てきれくに光ちるハ
 風大にふくべし日暮に東南に虹立バかならず大風吹くべし二
 月西に虹立バ五穀高直としるべし三月朔日に虹あらバ
 米高直と知べし四月節に虹あらバ米麦大豆小豆の類
 高直としるべし五月に虹あらバ大麦小麦高直と知べし七月
 に虹あらバ五穀高し八月虹あらバ粟高し十月に虹あらバ
 田畑不作としるべし十二月虹あらバ人民わずらう又虹さいくあ
 らバ大豆高しと知べし
   電気候風雨知る事
▲電(いな)びかり西南のかたにみゆるハ明日天気よし西北の方にいな
 ひかりみゆるハ雨ふるべしいなびかりみたれてきらめくハ雨はれて風
 も吹ずとしるべし
▲夏の風ハいな光りの方より吹秋の風ハ電光の方に向ひて吹なり
▲春のいなびかりハわざわいなし
▲夏のいなびかりハ大雨あり
▲秋のいなびかりハ風吹べし
▲冬のいなびかりハ大に風吹べし
▲東のかたにいなびかりハ大雨あり
▲西のかたにいなびかりあらバ日旱なり
▲南のかたにいなびかりあらバ大雨あり
▲北のかたにいなびかりあるハ雨風あり
   雲気を見て雨風の吉凶知る事
▲秋の空に雲おほひ曇るとも風吹されバ雨ふらず海すゝめと
 いふ鳥おほく飛来るハ雨風のしるし也下肚白き鳥ハ風吹下肚
 黒き鳥飛来るハ雨ふる
▲ぬえの夜なくこえ一声ハ風也二声なくハ雨なり三声四こえハ
 明日長閑(のどか)也雨風なし飛蟻(はあり)の出ると魚の水の上にをどるに
 ハみな雨風のしるしなり
▲朝きりにハ雨ふる夕霧にハ雨晴る卯の朝に風ふかバその日雨
 ありと知るべし月すでに畢宿(ひつしゅく)をはなるれバ雨ふる事車
 軸をながす木のこずへに風そよくと吹いしすへぬれて雌鳩(めはと)
 飛めぐりふゆふむらがり飛ハみな雨のしるし也
▲西北の方に黒雲をこるハ雨也夏雷おひたゝし赤き雲日出に出
 るハ雨也魚鱗の如くなる雲おこるハ雨ふらねバ風吹くべし
▲秋ハ東南のかたより風ふかば雨ふるべし
▲春夏西北のかたより雨風あるべし
▲夏の己卯の日風ふけバ五穀物不作なり
▲秋の己卯の日風吹バ日旱するなり
▲冬の己卯の日風あれバ人大に煩ふべし
▲夏と秋とのさかひに大風あれバかならず雨ふり大水あるべし
 星のひかりきらめきて白きハ風ありとしるべし
▲月の廿五六日に雨ふらずハ来月の三日四日に大風ありとしるべし
▲黒雲わざハひをなす赤雲ハ戌の月わざハひをなすとしるべし
▲引雲ハ雨を生ずうわ雲ハ大風生ず久敷きへざるバながし
 はやくきゆるハ風強し
▲春風ハかすみ風をつゝむゆへなり秋風ハきりをやぶるなり
▲大風吹べき時ハ前日より大海のうしほぬるみふとるべし
▲さがり雲ハ大風生す久敷きへざるハかろし
   雨降出す時により降晴るゝを知事
▲申子辰の時ふり出すハ雨ながし巳酉丑の時ふり出すハ長天
 日晴るゝなり寅午戌の時ふり出すハふりふらずくもる亥
 卯未の時ふり出すハ長天日晴るゝなり
▲寅卯の時寅卯のかたに帯のごとくなか白雲又黒雲たな
 びくハ甲乙のひかならず雨ふる辰巳の時辰巳のかたに白雲
 又黒雲たな引ハ丙丁の日雨ふる午未の時午未のかたに
 白雲黒雲ありて日をおそふハつちのへつちのとの日雨
 ふる又旺相の日雨ふりハ万物底名光らす也
▲雲きれてはやきハ大風生ずる也
▲虹立て跡先中はやくきへるハ俄に大風又大雨ふるべし
▲雨のあしこまかにして陰風生する雨あしふとくして陽風生ずる
▲陰月赤雲立ハかならずわざわひあり陰月紫の雲立てハ大風
 生ずる陰の月に戌亥に雲立てハ風生る陽の月に己午に
 雲立てハ風生ずる陰の月ハ雨ののち風生る陽の月は
 風のち雨生ずる陰の月陽の風ハ久しからず陽の月に
 陰の風ハ久しからずとしるべし
▲三方に雲立てうごくとも北の黒雲少しありてうごかバ陰陽
 の風生ずるなり
▲三月四月五月中頃まで日旱六月七月中頃まで日旱にハ暮の
 塩多し大豆万の田畑作りものたかし油二匁六月の日旱
 にハ十分なり大豆あしきなり冬の土用寒ずることつよけれバ
 六月の土用日旱なり六月土用に雨ふれバ冬の土用に日
 旱としるべし節分弐百十日二十日のうちそとに大風大雨
 あるハ四気の陽気うつりかわるゆへに雨風有
▲三月の霜ふりてのちかならず雨ふるなり
    毎月定て風雨吹ふる日の事
▲正月一日廿二日午の時風あり風なけれハ雨あり二月九日
 十二日廿四日昼過て雨風あり三月三日十七日二十七日午の時
 後風雨あり四月八日十二日廿二日午の時雨風あり五月三日
 十七日廿七日昼過て風雨あり六月十二日十八日卯辰の時風
 あり七月七日九日十五日午の時風雨あり八月三日八日十七日
 廿七日雨風あり九月十一日十七日十九日雨風あり十月十五日十
 八日十九日廿七日卯の時雨風あり十一月一日三日十九日雨風有
 十二月二日五日八日風雨あり
▲八月のうちに甲寅己丑の日あらハかならず風吹べし
    煙気を見て吉凶知る事
▲煙り立様の事ハ南むきの家より立て東へなびくハ
 大によし西へなびくは悪し
▲南へなびくハ火災北へなびくハ悪し西向の家より立て南へ
 なびくハ火災災難あり北むきの家より立て四方の角へ
 なびくもあしゝ東向きの家より立て西へなびくもあしゝ
 つつしむべきなり
    四季の気見て吉凶しる事
▲春ハ木青色なり寅卯の時東へなびくハ家の内口説あり
 寅卯の時南へなびくハ家内に死人有べし中にも丙辰の日
 凶なり
▲寅卯の時西へなびくハ家内に災難あるべし寅夘のとき
 北へなびくハ子細なし大に吉親王より宝を得る寅卯
 の時直にたかく立ハ長久の相なり寅卯の時未申の方へ
 なびくハ子を生ずべし
▲夏ハ火赤色己午の時東へ立ハ家内に死人有べし下人口説
 あり己午の時南へなびくハ口説なり中にも丙丁の日
 あしきなり
▲己午の時西へなびくハ大によし己午の時未申の方へ立ハ悪し
 己午の時直に高く立ハ家内に悪事ありつつしむべし
▲秋ハ金白色申丙の時東のかたへ立ハ家内に死人あり申酉
 の時南へ立ハ災なんあり申丙の時西のかたへ立ハ家内に
 たから来る相なり申酉の時北へ立ハその主長久なり申
 酉のとき未申へなびくハ家内大吉としるべし申酉の時
 すぐに高く立ハ大吉なり
▲冬ハ水黒色亥子の時東へなびくハそのぬし位にすすむ
 よろこびあり亥子の時南へ立ハ家内に死人あり亥子の
 時西へ立バ悪事あるべし亥子の時北へなびくハ家内悪敷
 たからをうしなう亥子のときすぐに高く立ハ家内富
 気するなり
▲土用ハ土黄色丑未辰戌の時東へ立ハ子を生ずよろこび
 あり丑未辰戌の時南へなびくハ家内あしゝ丑未辰戌の
 時西へ立ハ家内によろこびあり大によし丑未辰戌のとき
 北へたつハ家内ニ口説ありあしゝ丑未辰戌の時すぐにた
 かく立ハ家内によろこびありて大によし
▲火気というハ家の棟の最中に一文字に高く天上する
 気あり此気を火気というなり又此気死火にもへんずる
 なりよくまつりごとをすべしおなじく死会ハ五色
 の外なり多分うすき気なりよくく見べし
▲死気といふハ軒場をまきかへしのぼる事なく庭土におち
 るハかならず死気なり
▲病の気というハ煙だんくにきれのぼるなりかならず其
 家に病人あり
▲家の棟にとどまって上らざるも病の気なり又棟より
 さほのごとく立てなかよりおるゝハ火気なり
▲午の内家の棟を左りまきにまけバ其家の内逆心の者
 ありと心得べし又家の軒を巻かえしするも病の気也
▲煙気死火の様に家のむねをつゝみそのうちを鳶烏な
 きさわぐハ人の死すべき気なりとしるべし
    軍中において雲煙の吉凶知事
▲敵軍の気林木のごとくに立ハかつせんすべからず其気わが
 いくさのうえにあらバかならず勝べし気日の光のごとく赤
 きハ大によし
▲気天上して白き事あり悦気と名づくのぞむところの
 軍かならず大利を得べし
▲気風にみだれずはたの光のごとくして風上にしたがハバ敵
 其日の合戦に必ずかつべきしるしなり是ハ敵の気なり
▲敵の上気白くして楼のごとくいとすじのごとく又赤き気立ハ敵
 兵強し打つべからず其気我いくさのうえにあらバかならず勝べし
▲敵軍のうえに黄に白く厚くうるわしく立ハせむべからず
 我うえに気あらバ勝べし
▲遥にみるに軍上の雲に鶏のたたかふがごとく赤白相まじ
 ハる気あるハ天道のたすけありかゝるべからず
▲軍営のうえに五色の気ありて天よりくだりつらなりて有バ
 これ天の守護の気なり赤白黄の三ツ気立バみなこれ
 大によしみだりにせむべからず敵軍のうえよりわが陣
 所へ雲気きたり終日やまずハいでて合戦すべからず凶なり
▲敵の上の気色鳥のきもごとくあかく又ハ火のごとく又から
 かさのごとくなるはかならず敗軍すべきしるしなり
▲黒気立てわけもなく物のかたちのごとくにして我いくさの
 うへに落かかる事あらバかならず敗軍すべし凶なり
▲軍のうへの気昏(ゆうべ)よりおこりつらなりて人をてらすとき
 ハ軍士必ずさんらんすべし
▲軍上に赤気あつてほのをのごとく天よりくだる時ハかな
 らず大将うち死すべし衆散乱うたがひなきもの也
▲軍上に黒気ありて牛馬のごとくなる風きりのうちより下り
 漸々(ぜんぜん)いくさに入事天狗(てんぐ)くだりて血食するなり敗軍の
 相也敵の城のうへに白気ありて旗のごとくなるハせむべから
 ず我まへにあらバ吉慶なり
▲城の気の上に青烟立東へなびき又西に出て去来(きょらい)する
 事かならず和ぼくあるべし
▲城中のけぶり建にして天上する時ハ其城をせむべからず
▲敵城の気雲気五色たちて蓮花のひらけたるがごとくなる
 ハ是天道のたすけある所也かゝるべからず
▲敵城の気白けふりたちてすゝきのごとくならハせむべから
 ず是天道の守護はなはだしきゆへなり
▲城の上に黒煙のうちにかたちあり出入のごとくならハ大凶かな
 らず五日のうちに落城すべし総じて五尺一丈のうちにて
 横気なるハ悪事出来べき瑞なり
▲城中よりけぶりほそながく立ならバ三七日のうち火事ある
 べしつゝしむべしまた煙ながく立て中よりきるゝ事あらバ
 城中に病多はやるべし
▲城中より黒煙の気まきかへすがごとく立ならバ難儀出来す
 べきなり
▲気のかたち鑓鉾鎌などのかたちしたる気立ことあらハ三日
 のうちに喧嘩あるべし軍の上の気発して漸々雲の如く
 又山のかたちのごとくならバ大将かならずはかりごとなす気
 としるべし
▲敵上の気黒く中あかき事あらバかならず大将精■をな
 すなりみなかつ事を得ざるものなり
▲敵上の気青くしてそゞろにちらバ大将つたなくして敗軍すべし
▲雲気のかたち牛馬のごとく手足をたれ頭をたるゝごとくなら
 バ敵将降参すべ相なり是を降人の気という
▲雲気のかたち龍のごとく又くハえんのごとくあるいは日月の如く
 若ハ山林のごとく又頭とかりなびき気立て摟門のごとく
 なるハ大吉也是猛気という天道守護の気なり
▲城の上火焔のごとく立出るならバ主人又軍兵合戦に勇む也
▲雲上の気杵のごとく城中より外に向て其内の軍兵つき
 いで城の上にある雲西へ恵如のかたちをなすハいかやうに
 せむる共其城落べからず是則諸天の冥助の気なり
▲城せむるに赤気城の上にあり又黄なる色四方をめぐらば
 城主かならず打死すべし降参の気なり
▲敵の城の上に雲気赤気ありて飛鳥のごとく散乱せばはやく
 打破るべしゆだんをさする事なかれ
▲城の上の煙気死火の灰のごとく其風出ていくさの上に覆バ
 軍兵多くうたるべし城落べし是落城の気といふ城
 の上に雲気煙気の一円に立ざるも散乱といふてあしゝ
 としるべし散乱のもとひなり
▲城をせむるに白気ありて城のうちにまハり入る事あらバ
 いそぎせめ破るべし大利を得べし
▲雲上に曲蛇のかたちなる気ありて城の外より城中に入らバ
 三日七日のうちにかならずめつぼうすべきなり
▲敵上の雲気車のおほひのごとくならバかかるべからず
   五音の気を以て吉凶しる事
▲宮気(きうき)といふハ四季の土用をつかさどる一越(いちをつ)なり其の気のかた
 ちいかにもすなをにして空へ立のびてゆがむ事なし是を
 宮気といふなり大に吉なる気なり
▲商気といふハ秋をつかさどる気なり平調なりその気の
 かたち上にてよこへなびく高く立こと多し是を商気と
 いふなり大にあしき気なり
▲角(かく)気といふハ春をつかさどる気なり双調なりその気の
 かたちいかにもすぐに立のぼりて竹の子のはえならびたるが
 ごとし是を角気といふ大に吉気なりと知るべし
▲徴(ち)気といふ夏をつかさどる気なり黄鐘なり雲気のかたち
 ふるぐつをふすふるがごとしもとにてけふりまへてすへにのぼる
 是を徴気といふなり中の気なり
▲羽気といふハ冬をつかさどる気なり盤陳(はんちん)なりその気の
 かたちハすなをに立かとすれバすへにてまがれり山茨(さんし)この
 花ひらけたるがごとし是を羽気といふなり悪気也

 右五気の次第あるひハ雲煙の気節気の次第を以て見
 合すべし節中気の雲気の見やうの次第又ハ烏鳶鶏
 犬狐の飛めぐりあるひハ鳴声を聞善悪を知事追て
 末巻にあらハす物なり

 東方朔秘伝置文
  安政六年己未中夏再刻

   東都  花山堂蔵版
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儀定書之事 万延元年(1860) 越畑・新井ハツエ家文書 25

  儀定書之事
 山高様御分
  一上田四畝歩    字前ニ而
 羽太様御分
  一上田五畝五歩    〃前
 〃
  一下田壱反五畝廿六歩 字川向う
              なべ谷ツ
 山高様御分
         此畑之儀ハ右浅右衛門方より
  一上畑弐畝歩 四畝質物ニ取置候地所
          弐畝宛ニ分ル
               字下谷戸前
 酒井様御分
  一山林壱反五畝歩    字城山ニ而
  田畑山林合四反壱畝壱歩
 一右者当人太兵衛方及大披ニ候ニ付本家
  ニ而跡式相立チ度候忰ノ後見仕候段
  博奕其外悪所場江人目ニ多立
  さりぬ様ニ候而太兵衛家相続仕候
  ハヽ前書之地面相譲全以相違
  無御座候爲念仍而如件
    萬延元庚申年
        二月日     萬蔵
                弁治郎

          越畑・新井ハツエ家文書 25.pdf

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